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『無題』

わかってるはずなのに
カバンのちっこいポケットの中身が気になって
全部ぶちまけてみれば
結局たいしたことはないのだけれど
それでも また少したつと気になりだす
ひょっとしたら自分のカケラがあるんじゃないかって
ずっと探してる
まぁそこにはいつも レシートだの マッチだのしか
入ってないのだけれど


02.3.10
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by basketworm | 2005-03-31 20:04 | ココロノヒキダシ

『世界にひとつだけ』

「世界にひとつだけ」
そんなものに騙されるな
もしほんとにそれが
「世界にひとつだけ」なら君は
気付かなかったはず

「数ある中のひとつ」だから
ちゃんと気付けたんだ


「色は違えど花は花」
「形は違えど星は星」


一緒だから
君も一緒だから
僕も一緒だから
所詮はみんな おんなじなんだから

それを見付けることができた


だから
その気持ちを
他のおんなじ何かとごっちゃになって 見失ってしまわないよう
しっかり握りしめて
掴め 未来を




05.3.30
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by basketworm | 2005-03-30 04:46 | ココロ

『旅立ちの日に』

いつまでも変わらない
そんなものはない
場所も空気も存在も

だから
わくわくしてる
どきどきしてる

これから何年か経って
また出会えたとき
お互いどれだけ成長してるかな

遠く離れても
淋しくなんかない
今宵黄色に輝くあの月は
たぶん君にも見えるから


「思い出」はいつまでもこの胸の中に
「これから」はいつでも踏み出す足のその先に

思い出は色褪せはしない
だからこれから
新しい色で未来を描く


05.3.24
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by basketworm | 2005-03-24 04:50 | ココロ

『照れ隠し』

いつもお店にやって来る 足の悪いじぃちゃんとばぁちゃん
ばぁちゃんより少し元気なじぃちゃんが
ばぁちゃんの手をひいて入ってくる
注文はいつも一緒
だから僕も もう聞き取りにくいオーダーを聞き返すこともなくなった


いつも二人でやって来てたのに 少し前からじぃちゃんだけになった
相変わらず注文は一緒だったけど
じぃちゃんは料理のほとんどを残し
ふらふらと店を出ていく
そっか
じぃちゃんがばぁちゃんを支えてたと思ってたけど
お互い寄っかかり合ってたんだ
支えを失ったじぃちゃんは
ふらふらと店を出ていく


心配だった
じぃちゃんは何かにつかまりながらじゃないとまっすぐ歩けなかった


じぃちゃんだけがお店に来るようになって数日後
ふと目の前に現れたのは
支え合ってよろよろ近付いてくる
じぃちゃんとばぁちゃんの姿
僕はなんだかうれしくなって
心の中で「おかえりなさい」って何度も言った

注文はいつもと一緒
だけど一つだけいつもと違うものがあった
「ビール、もらえるかい?」

たぶん じぃちゃんは
また二人で歩けることが うれしくてしょうがなかったんだろう
「はい!」って応えて
さっそくビールを入れてる僕の方まで聞こえる大きな声でじぃちゃんは笑う


よかったね
これでまた ちゃんと歩けるね


帰り際
ビールのせいで いつもよりふらふらしてるじぃちゃんが
いつもよりばぁちゃんに寄りかかってたのを見て僕は
じぃちゃんがなんでビールを注文したのか
少しわかった気がした


05.3.15
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by basketworm | 2005-03-15 03:12 | ココロ

『シネツイン』

古びたビルの地下にあるその映画館の
深く腰掛けることのできない古びた椅子に座り
市内ではここでしかやってない最新のイギリス映画を観る

平日の午前中にこんなとこに来る奴はいない
客は一人
今まさに 僕だけの為に 映画は始まろうとしている

真ん中へんに座ったのだけれど
メガネを忘れたから セリフのほとんどはわからない
席を移るのが億劫で
イギリス映画特有の 小気味よいテンポで 画面が変わるのだけをじっと観てた


1時間ちょっとのその映画が終わって
怪訝そうな表情の受付のおばちゃんに一瞥して外に出ると
当たり前だけどここはイギリスじゃなくて
お昼時だからいたるとこから日本的な香りがして
気分がちょっと萎える


そんなときに口をついて出た言葉は

Fuck!!

意味もよく知らないのに
なんだかかっこよく思えたから
二度三度繰り返してみる


あれから6年余り経つ
あの映画館はもう
ビルごとなくなっている

受付のおばちゃんは今どこで 何をしてるだろう
きっとイギリスなんて無縁の生活をしてるんだろな

もちろん僕だって
イギリスとは無縁
今でもFuck!!の意味はよくわからない


けれどあの日 映画が終わって
両端からスクリーンに被さってきた幕は
何かにひっかかって途中で止まった

だから未だに僕はあの続きの中
真っ白いスクリーンに映る雨粒のようなものを相手に
格闘する毎日
今度はこの
素晴らしき世界の中で



05.3.14
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by basketworm | 2005-03-14 06:38 | ココロ

『time limit』

未来が動き始めた。
僕をのせて。
無限に広がっていた霧もはれて
彼方でカウントダウンの声が聞こえる。
"ZERO"まで あといくつなのかは解らないけど
急がなくてはいけないことは なんとなく解る。

未来が動き始めた。
時の彼方へたどりつくことが
幸せなことなのか 意味あることなのかは
今の時点では解らない。
とにかく 声が聞こえるから
無限の霧の中で求めていた
声が聞こえるから 僕は行こうと思う。


98.3.1
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by basketworm | 2005-03-05 04:31 | ココロノヒキダシ

『無題』

歩き続けた道だけど
ちょっと深呼吸
襟をただして
新しい気持ちで前を見よう

床一面に広がった内気な心を片付けて

そうだな 今度はあの島を目指すとするか

苦痛のヤマは越えたから
これからもまだまだ歩けるだろ

よし 行こうか



05.3.1
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by basketworm | 2005-03-01 04:36 | ココロ