『ZIPPO』

オイルライターの重みだけで
あと何回ほど着火可能かわかるようになった
カラカラになってしまう前に
そそくさと液体を注入する

同じように
繰り返し、繰り返し
ココロにも火をつけてきたのだけれど
未だにその重みだけでは
このココロがあと何回燃やせるのか判断できない

カラカラになってしまう前に
もう一度、もう一度と
欲張りな僕は今でも
少々くたびれてきたココロに火をつける

いつもなんとかギリギリのところで
ぽっ、と明るくなる僕のココロは
これから先どれくらい消えないでいられる?
激しく燃えれば枯渇は早いだろう
静かに揺れれば簡単に消えてしまうだろう


そんなとき
誰かが両手で
そっと囲ってくれるなら
僕はこの火で
その人を暖めることもできるのに



12.2.15
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by basketworm | 2012-02-15 02:18 | ココロ


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