『シミュレーション』

朝日が昇るようには
僕は笑えないかもしれないけれど
月が揺らめくようには
泣けるかもしれないね

そーっと静かな夜に
繰り返す
君のことを忘れて

いつか君じゃない誰かと
同じ話をするとき
僕は全く新しいアイデアのように振る舞うのだろうか
言えなかったコトバ
伝えられなかった気持ちを
最後まで言えるだろうか

今じゃないとき
ここじゃないところで
繰り返す思い出のひとつひとつ

ふーっと息を吐く
白い塊は
月と朝日の間の時間
ずーっと空に張り付いていた
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by basketworm | 2010-12-30 03:50 | 『28のブラックホール』


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